忘年会シーズンに「カラオケDJ」という提案

DJの練習をはじめてから3年が経つ。

 

といっても、ホームパーティー的な場所でしかプレイしたことがないし、高い機材もいまだに買わずに「PC+DJコントローラー」という装備なので、”にわか中のにわか”である。

 

ただ、そんな僕でも自信があることがある。

 

「カラオケDJ」という遊び方を思いついたのだ。

 

「カラオケDJ」とは「DJしながらみんなで歌う」ことではない。

 

「カラオケルームの音響の配線をいじり、部屋のスピーカーを使ってDJをすること」だ。

 

思いついたのは2年前。

 

音響、ホスピタリテイともに国内最強のカラオケ「カラオケベスト10 武蔵小山店」でいつもの仲間たちと、いつものカラオケに興じていた夜。

 

ふと思いつき、カラオケマシンの裏側を覗いてみると、おなじみの赤白端子のオーディオケーブルを発見したのだ。

 

「もしや、これを差し替えればスピーカーをHackできるのではないか?」と閃き、たまたま持っていた機材を繋いでみたところ、案の定、カラオケルームから音が出たのだ。

 

この感動は、エジソンが白熱電球に初めて光を灯した時に感じたものと同じだっただろう。

 

そこから仲間たちと夜な夜なカラオケルームでDJをして、聴きたい曲をかけ、お酒を飲みながら踊る習慣が生まれた。

 

カラオケDJというアイデアが優れている点は、いくつもある。

 

1つ目。完全なプライベート空間なのだ。クラブに行けば知らない怖いお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるものだが、カラオケDJには気を許した仲間しかいない。

 

2つ目。へたくそDJでも許される。DJの練習しはじめの頃は、自宅ではなかなか大きな音が出せないし、かと言っていきなり箱でプレイするほどの力量はないものだ。しかし、カラオケDJなら、どれだけしくじっても友達が笑って許してくれる温室栽培なのだ。

 

3つ目。安く済む。クラブに行けば、エントランスでお金がかかったり、ドリンクも値が張るものばかりだが、カラオケDJなら部屋代だけで済むのだ。「カラオケベスト10」は夜でも10分100円だ。1時間いても一人600円で済む。経済的だ。

 

カラオケDJへの想いをかきはじめるとキリがないのだが、実は僕と同じ時期に、カラオケDJをはじめた人がいる。

 

それはサカナクションの山口一郎さんだ。

 

まさに僕がカラオケDJをひらめいた同時期にこんなイベントを開催しているのだ。


サカナクション山口一郎、カラオケ館ジャック 音楽業界の未来を語る


奇跡的な偶然だ。僕は一方的に「同志」だと思っている。

 

最後に彼の名言を紹介して終わろう。


インタビュアー:クラブを営業する場合は、風俗営業法の許可をとらないといけない。一方、カラオケ店は必要ありません。カラオケ店でクラブイベントをやってしまうというのは、硬直化した法制度を揺さぶり、攪乱するような試みで興味深いです。
 
山口一郎さん:完全に汽水域(河川などで淡水と海水が混ざり合う水域)ですよね。音楽ビジネス的な観点からすると、CDやレンタルの売り上げが年々減少するなかで、カラオケは伸びている。音楽を好きな人の発散の場として大衆化されているし、生活の一部になっていると思います。面白いですね。

 

試したくなった人はカラオケへGO。お店によっては音響配線いじることが禁止されてることもある。いい大人のみなさんは、くれぐれも自己責任で。

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